Creating Character

個性の創造

金属の仕上げとは、真鍮の上に保護の目的で色を塗るだけではありません。手作業による仕上げにこだわることで、アーティストとして働くことができ、幅広いパレットから表面をブレンドしたり重ねたりして、独自の表現を生み出すことができるのです。使用する金属だけではなく、最終的な表面に深みと質感を加えプロセスも重要であると考えています。

ブラッシングやハンマリングといった金属層の下の処理から、リリーフやラッカー仕上げといった上層面の処理まで、それぞれの仕上げは、人間の目と手だけが調整できる精密さのもとで、8つもの異なる処理を重ねてゆっくりと作り上げられていきます。ウォーターマークの工場のほぼ半分が仕上げの工程に使用されており、携わる数多くの職人たちをサポートしています。

金属メッキを施す前に入念にブラッシングされるシャワーアームの素肌

Tap Handle, BRO05,
finished in Vintage Brass

Practice makes perfect

職人たちの徹底した鍛錬

それぞれの仕上げを施す際には、扱う部品のサイズと形状をしっかりと理解する必要があります。平らな面、狭い角、大きな半径、小さな半径……その異なる形状の素材がメッキ槽の中でどのような動き方をするのかということから、リリーフホイールにかかる圧力の大きさまで、それぞれの部品に合わせて工程を最適に微調整する必要があります。何年もひたむきに練習を重ねることでしか、そのような精密な作業に熟達することはできません。

22種類のコレクション